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曽根崎心中で有名な露天神社(お初天神)の見どころ
露天神社(お初天神) に行ってきました
2019年3月、長男と二人で大阪へ行く機会がありました。最終日に梅田で用事を済ませた後、新幹線に乗るため新大阪へ向かおうと思ったのですが、あと少し時間がある…。遠くに行くと戻れなくなる可能性も考え、近くでなにかできるなら…調べてみると、近くに 露天神社(お初天神) があることが分かりました!
駅からすぐのところに神社が!これは行くしかないでしょうと、意気揚々と出発した二人。ということで、今回は 露天神社(お初天神) の見どころと御朱印を紹介したいと思います。
露天神社(お初天神)までのアクセス
- 大阪市営 地下鉄谷町線 東梅田駅
- 大阪市営 地下鉄御堂筋線・阪急電鉄・阪神電鉄 梅田駅
- 大阪市営 地下鉄四ツ橋線 西梅田駅
- JR 大阪駅
- JR 東西線 北新地駅
より徒歩5~10分となっています。
お初天神のサイトに書かれていたアクセス方法です。実はパンダブと長男、ちょうど雨が降ってきたので屋根のあるところを通っていたら逆方向に進んでしまい、15分~20分もかかってしまいました。 「お初天神通り商店街」入口を目指していけばよかったのですが、遠回りしてしまったんですよね。 駅から直接行かれる方は、商店街入り口を目印にして下さい!
露天神社(お初天神) の歴史
大阪市北区の梅田、周りをビルに囲まれたところに露天神社(つゆのてんじんじゃ)は あります。 創建は、1300年以上遡るといわれ、昌泰4年(910)に、菅原道真が太宰府(大宰府天満宮の記事はこちら)へ左遷配流される途中、神社に立ち寄って「露と散る 涙に袖は 朽ちにけり 都のことを 思い出ずれば」という歌を詠んだことにちなんで、「露天神社」と称するようになったと伝えられているそうです。(諸説あり)
ではなぜ露天神社が通称「お初天神」(おはつてんじん)と呼ばれ親しまれているかというと、元禄16年(1703年)にまでさかのぼります。
元禄16年4月7日 、神社の境内で心中事件が起きました。内本町平野屋の手代「徳兵衛」(25歳)が、 堂島新地天満屋の遊女「お初」(本名妙、21歳)を同意のもとに殺害し、その後自身も自殺したのです。この心中事件をもとに、近松門左衛門が人形浄瑠璃「曽根崎心中」を書きました。以後、そのヒロインの名前「お初」にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったのです。
「曽根崎心中」の曽根崎はここの地名になります。
社伝によると、当社は上古、大阪湾に浮かぶ小島の一つであった現在の地に、「住吉須牟地曽根ノ神」を祀り御鎮座されたと伝えられており、「難波八十島祭」(注1)旧跡の一社である。曽根崎(古くは曽根洲と呼ばれた)の地名は、この御神名によるとされている。
引用元:露天神社サイト
なかなかショッキングな事件ですが、近松門左衛門の「曽根崎心中」は大評判となり、大勢の参拝者が訪れるようになりました。現在も恋の成就を願う多くの人々が訪れているそうです。今では縁結びのパワースポットなんですね。そんなことも知らず、長男と二人で行ったパンダブ。恋のお参りではなく、親子のお参りをしてきました。
曽根崎心中のあらすじ
曽根崎心中だ、近松門左衛門だ、というのは学生の時に勉強しましたが、実は中身は全然しらなかったパンダブ。今回の参拝を機会に、曽根崎心中について調べてみました。
曽根崎心中wikipedia(こちらから)
おはてん – 曽根崎お初天神通り商店街(曽根崎心中物語)
あらすじを読み、当時心中事件が世に広まっていった理由を想像しました。 それまでは自由に恋愛することも難しかったはずです。 時代の移り変わりと共に、人々の恋愛に対してのとらえ方が変化したのでしょうか。そして「曽根崎心中」が大好評だった背景からも、庶民にとって興味を抱く題材だったと考えられます。
実際の原文を読んでみたくなりました。特に浄瑠璃ということで、リズム感や韻といったものがふんだんに堪能できると思います。また現代作家の角田光代氏が小説として書かれているそうで。角田光代ファンのパンダブはぜひとも読んでみたくなりました。読み終えたときは、こちらに追加として感想を書きたいと思います。
- パンダブの住んでる地域の本屋さんでは見つからなかったのでネットで探しました!
2020.5.16 読みました!
露天神社(お初天神) で御朱印をいただきました
そんな恋のお参り、お初天神でいただいた御朱印。
お初と徳兵衛のスタンプが押されています。徳兵衛の着物と、「摂津曽根崎 お初天神」という文字が紫でそろえられているところが好きです。
おわりに
今回は大阪の梅田にある露天神社(お初天神)の見どころについてお届けしました。駅近くで、反対側はビル街の真ん中にある 露天神社(お初天神 )。旅行中、時間がないけど行ってみたいという方におすすめの立地です。
また、恋愛のパワースポットとしても有名で、たくさんのカップルが訪れていました。今回パンダブは長男と二人で参拝しましたが、全く問題ありません。なぜなら、敷地内に、末社「水天宮」「金刀比羅宮」「開運稲荷社(玉津稲荷)」があるからです。
縁結びの他に、安産、美人祈願、学業成就、商売繁盛などのご利益がある露天神社(お初天神)に、ぜひみなさんもおでかけくださいね!
パンダブでした!
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