◆1 読書日記 :曽根崎心中【角田光代】

    角田光代×曽根崎心中

    大阪へ観光に行って、「お初天神」こと「露天神社」を訪れたのは、以前のブログでご紹介しましたが。

    パンダブが住むところが田舎すぎるのか、どこの本屋に行っても見つけられず。

    ネット注文してやっと届き、読むことが出来ましたのでご紹介します。

    インパクト強ぉぉぉ!

    小さいお子さんだと泣いてしまいそうな表紙。

    「恋」

    少しだけ読んでみようかな、と思いページをめくると止まらなくなり一気に読んでしまった。原作の話は知っているはずなのに、展開にドキドキするあたり、角田さんのすごいところ。文章のリズムが心地よく、「恋」というものを一緒に覚え、恋の力を一緒に体感できた。そう、「愛」でもなく「恋」。

    物語は江戸時代、場所は遊郭。

    お初は遊女の姉さんから聞いていた「恋」というものを全く理解できないでいた。

    しかし徳兵衛に出会ってしまう。初めて恋を覚え、様々な感情が生まれる。嬉しいことばかりではなく、不安もしかり。

    最後は読み手に委ねられているような終わり方でしたが、きっと原作通りであるような気がします。この本を読んだ後に、また露天神社に行きたくなった!

    さみしいと思う人は、つらいと思う人は、幸せなんだ。つらくないときを知っているってことなんだから。”

    スポンサーリンク

      コメントを残す

      メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です