角田光代×曽根崎心中
大阪へ観光に行って、「お初天神」こと「露天神社」を訪れたのは、以前のブログでご紹介しましたが。
パンダブが住むところが田舎すぎるのか、どこの本屋に行っても見つけられず。
ネット注文してやっと届き、読むことが出来ましたのでご紹介します。
インパクト強ぉぉぉ!
小さいお子さんだと泣いてしまいそうな表紙。
「恋」
少しだけ読んでみようかな、と思いページをめくると止まらなくなり一気に読んでしまった。原作の話は知っているはずなのに、展開にドキドキするあたり、角田さんのすごいところ。文章のリズムが心地よく、「恋」というものを一緒に覚え、恋の力を一緒に体感できた。そう、「愛」でもなく「恋」。
物語は江戸時代、場所は遊郭。
お初は遊女の姉さんから聞いていた「恋」というものを全く理解できないでいた。
しかし徳兵衛に出会ってしまう。初めて恋を覚え、様々な感情が生まれる。嬉しいことばかりではなく、不安もしかり。
最後は読み手に委ねられているような終わり方でしたが、きっと原作通りであるような気がします。この本を読んだ後に、また露天神社に行きたくなった!
”さみしいと思う人は、つらいと思う人は、幸せなんだ。つらくないときを知っているってことなんだから。”
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