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お城めぐりを始める前に覚えておくべきことは
パンダブはお城が好きです。でも、高校で世界史を選択し、日本の歴史をすっとばしてきたパンダブにとって、お城は観光名所としてしか見てきませんでした。お城=天守閣。以上…。
こんなお城めぐり初心者のパンダブが、今後より深くお城を見学できるように、お城めぐりの前に覚えておくべきことをまとめました。これから始めようという方がいらっしゃったら、ぜひパンダブと一緒に覚えていきましょう!パンダブは初心者中の初心者のため、深い部分まではまだいけませんが、気長にお付き合いください。
そもそもお城とは
お城とは、中世から明治時代までに、土や石で築かれたもので、武家や城主などが敵対する武力集団から守るための防衛施設でした。つまり戦闘拠点なんですね。それと同時に、食糧や武器、資金の備蓄場所でもあったそうです。主要な城は、指揮官などの住居にもなっていました。
お城の種類
お城の種類は、江戸時代の軍学者によって分類された方法(お城がどんな地形の上に建てられたかで区別)でみると3つに分けられます。
山城 (やまじろ、やまじょう)
1つ目は山城。険しい山の山頂部に造られています。素人考えでも、外敵からの侵略を防ぐことができるのは山の上かなと思うので素直に納得です。古くから造られていますが、一番多く造られたのは戦国時代でした。戦国時代は常に争っているイメージなので、これまた納得ですね。
平山城 (ひらやまじろ、ひらやまじょう)
同じ戦国時代ですが、こちらは後期。城に政治的機能が求められるようになりました。今までは戦のために要塞として造られた感じでしたが、領地の拡大もあり、山頂からだんだん下りてきたんですね。低い山や岡など、その周辺の土地を含め造られるようになりました。
パンダブが一番好きな熊本城もこの平山城にあてはまるそうです!
平城 (ひらじろ、ひらじょう)
もうここまでくると、次はわかりますね。山ではなく、平地だけを利用して築かれた城を平城と言います。戦国時代末期、戦乱は減り、より政治拠点としての城が求められるようになりました。ただ、今までの山頂部などとは違い、外部から攻撃されやすいため、城の周囲には堀や垣などが作られるようになりました。
城郭(城郭)と城の違いは
まず、城郭の郭は、「郭(くるわ)」といい、 城の内外を土塁(どるい: 敵や動物などの侵入を防ぐために築かれた土製の堤防状の壁 のこと)、石垣、堀などで区画した区域の名称です。なので、城郭とは、城と郭の総称になります。 (郭は、曲輪と書かれることが多いので、以後曲輪とかいていきます)
江戸時代以降は、「丸」と呼ぶ場合が多いです。中核となる曲輪を本丸と呼びます。本丸!聞いたことあります(^^)
城郭の形状や構造で攻城戦の勝敗が決まるため 、お城を造る時には、城郭の立地なども考慮して縄張が決められ、曲輪が配置されます。縄張の基本は主要な3つの曲輪、すなわち城郭の核となる本丸の周囲に、二の丸、三の丸を効果的に縦深(じゅうしん)配置することになります。 城の規模によっては3つ以上、さらに多くの曲輪を持つ城も見られます。 縦深に配置することにより、簡単に前進されず、時間稼ぎにもなりますね。よく考えられているなぁ…
天守
パンダブがお城と聞いてイメージする、お城の象徴ともいえる部分です。お城の中心部に建てられた大櫓(おおやぐら)のことで、パンダブが天守閣、天守閣といっていたのは実は明治時代前後に使われるようになった俗称です。はじまりは 江戸時代後半、天守が豪華なイメージがあったため、高級建築に付けられていた「閣」をつけて庶民たちは呼ぶようになったんですね。「閣」は、金閣寺、銀閣寺の閣と同じ意味だそうです!
堀
敵や動物の侵入を防ぐため、お城などの周囲に掘られた溝のこと。土を掘って高低差を設け、攻め寄せてくる敵を遮断するために造られました。 実は、堀には二種類あり、「水堀」と「空堀(からぼり)」というそうです。パンダブは堀というと、水堀しか聞いたことがありませんでした。空堀は字のごとく、水のない堀のことで、山城などに使用されていたそうです。ここは難しそうだったので…またの機会に詳しく調べて行こうと思います(笑)
石垣
石垣とは、様々な種類の石を積み上げて作られた壁や柵のことです。 実はパンダブがお城が好きな理由の1つである石垣!熊本城の石垣が好きなのです!熊本城の石垣は、 始め緩やかな勾配のものが上部に行くにしたがって垂直に近くなる「武者返し」と呼ばれる形状の石垣を多用しています。 熊本城は2016年4月14、16日の熊本震災でその姿が大きく変わりました。 パンダブは同じ九州人として、熊本城の復興を応援しています 。
超入門①お城めぐりの前に覚えておくべきことのまとめ
今回は「超入門①お城めぐりの前に覚えておくべきこと」を皆さんとシェアしてみました。聞いたことはあるけれど、説明できないといった言葉が多い今回。たくさん学んでいきたいのですが、いかんせんアラフォーのパンダブ。少しずつじゃないと、頭が混乱しそうです。今回①とつけている通り、②、③と続けていく予定です。お城に興味があるけれど、詳しくないという方、これから少しずつ勉強していきたい方、パンダブと一緒に勉強していきませんか。仲間がいると嬉しいです(^^)
参考サイト、参考文献
参考サイト: ウィキペディア(Wikipedia) 「城」「城郭」「本丸」「山城」「平山城」「平城」「天守」「堀」「 熊本城 」
参考文献: 「日本100名城公式ガイドブック」日本城郭協会 、「知識ゼロからの日本の城入門」 小和田 哲男
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